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日本語演劇を通した音声指導の実践報告 ─「へ」の字型イントネーションに注目して─

Authors
Shiori, Yonezawa海野青美
Issue Date
May-2012
Publisher
한국일어일문학회
Keywords
演劇 音声指導 「へ」の字型イントネーション ピッチレンジ
Citation
일어일문학연구, v.81, no.1, pp 191 - 209
Pages
19
Journal Title
일어일문학연구
Volume
81
Number
1
Start Page
191
End Page
209
URI
https://scholarworks.sookmyung.ac.kr/handle/2020.sw.sookmyung/62020
DOI
10.17003/jllak.2012.81.1.191
ISSN
1226-2552
Abstract
「へ」の字型イントネーションに注目した音声指導とは、中川(2010)による。朗読文に意味のまとまりを「/」マークで句切る「句切りマーク」、アクセント核のある核を「」で示す「アクセントマーク」、朗読文の上部に曲線を描いてイントネーションを示す「ピッチカーブ」という3つのフレージングマークを記入した音声指導方法のことである。2011年度の建国大学日本語演劇の指導の際、この指導法を取り入れた音声指導を行った。本稿ではその実践報告を行う。この指導法を取り入れた演劇指導によって音声指導前と後で学習者の日本語発話に変化があるかを明らかにするため、調査を行った。音声指導前と音声指導後の学習者の音声を収録し、音響分析と母語話者評価によって分析した。分析対象文は各自の台詞、台本内の文、台本外の文の3タイプ、計6文である。その結果、音響分析では全ての文において指導後にピッチレンジが広がったことが明らかになった。母語話者評価の全体の印象では各自の台詞は明らかに向上が見られた。指導の成果はあったと言える。しかし、台本内、台本外の文においては明らかな向上は見られなかった。しかし細かくアクセント、句切り、イントネーションの評価を見てみると、イントネーションは各自の台詞と台本内の文のみ向上していたが、アクセント及び句切りにおいては全ての文において評価が上がっていた。このように、演劇の練習が単なる台本の暗記に留まらずピッチレンジ、アクセント、句切りにおいては他の文にも応用されており、学習者の日本語発音能力の向上につながっている可能性が示唆された。
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