不安と防衛のモダン探偵劇―江戶川亂步『黃金假面』論―

Modern Detective Story on Social Anxiety and Defence - Rampo Edogawa's 'Golden Mask'

초록

本稿は江戸川乱歩の『黄金仮面』を考察の対象にし、一度そのテクストが書かれ読まれた時空間に引き戻し、それが博した大衆的人気の理由を探った。その理由を乱歩のメディア認識とそれがもたらしたエクリチュールの変化、そして同時代のさまざまな記号や社会的葛藤(不安)を乱歩がテクストの中に構造化し解消するプロセスを分析することで説明を試みた。昭和初期の社会․文化を説明する際、モダニズムからファシズムへとの単線的な説明は道徳的な評価以外あまり実りの多いものとはいえない。本稿は乱歩という鋭い時代認識をもつ作者の大衆のナショナリズム高揚への眼差しを、作者と読者、それをつなげる新聞․雑誌などのメディア、そこにちりばめられていくナショナリズムの諸相を相動․連続するダイナミズムとして説明した。それによってモダニズムからファシズムへという時代の変化のメカニズムの一端が明らかになった。

키워드

KingRanpoPopularity『キング』乱歩大衆性
제목
不安と防衛のモダン探偵劇―江戶川亂步『黃金假面』論―
제목 (타언어)
Modern Detective Story on Social Anxiety and Defence - Rampo Edogawa's 'Golden Mask'
저자
신하경
발행일
2005-08
저널명
일본학보
64
0
페이지
293 ~ 308